防波堤にて漁船の酔っぱらいと家族を守る父親とのタイマン編
今週のお題「海」
父親は本当に海が好きだ。釣りも好きだ。
高校生時代はよく海釣りで灯台に夜釣りをメインに釣りに行っていた
季節によってメバルやがらかぶ、アジ、フッコなどいろんな魚種が釣れていた。
ちょうせんむしを少しもらい、針を少しもらい、
ウキがボーっと光って10秒ゆっくりかずえて竿を合わせる
大体がメバルやがらかぶ、だった
チヌも釣れたな
根掛かりは自分で処理し餌をつけ、針をばらしたならば自分でつけるシステム。
ダウンジャケット着込みながらぼちぼち釣ってました。
朝の9時に迎えの舟がくるまでは寝袋を腰に巻き海に落ちないギリギリで縛って仮眠してました。
星めっちゃ綺麗でした。
生理的な欲求は遠くの灯台まで行きテトラポットの中にじょろじょろ。ぽたんぽたんと用事を済ましてました。
満潮になれば全て洗い流されてしまうから。
自然の摂理というやつです。
てへ。
ぼちぼち釣ってた所、母が海を懐中電灯で照らしたようです。
懐中電灯で海を照らすと言うことは迎えにこいという合図です。
そうとは知らず迎えにきた漁船は間違いとしるや憤り
出刃包丁二本持って防波堤にあがってきたのです!
まだ高学年、中学年、低学年の子どもたちはびびります。
父親は竿で距離感を図り←さすが工業系
間合いをつめていきます。
お前たちは下がっとれ。。という言葉の低音には凄みがあります。
下がりましたよ。父親に任せました
男性は他にも一人いてその人が海に包丁持った男性を誘導し夜の海に投げ込みました。
男ってこんなとき本当に頼りになりますです。
そやつは舟の外側から滑らかに落ちてゆき、
最後尾では全く動かなくなりました
、
しばらくの沈黙。。
いってもうたか。。と
父親はすぐさまそやつを舟にのせて病院に連れて行くから待っとけ!と
二時間以上待たされました。
まあ、診断ではあばら骨6本折ったぐらいだったようです、
家庭でいろいろありムシャクシャしてたらしい。
今では父の友人です。
釣りの成果はどこへやら
今では
星が綺麗だったなーぐらいの記憶です
あかん。
海の記憶、あんまりよくねーな
死人が出なくて本当良かった